放射線科

診療内容・特色

部門方針

近年の画像機器の進歩は目覚しいものがあります。それにより微細な病変の描出・評価が強く求められています。一方で、医療被ばくの増加も懸念されています。当院でも新しい機器やシステムを導入し、医療の高度化を目指していますが、 高性能機器はどう使いこなすかが重要かつ難しい点です。様々な知識・技術を動員し、被ばくを出来る限り抑えつつ診断に役立つ画像を提供するように努めています。
そのために私達は

  • 迅速かつ正確な検査を心掛けること
  • 患者様の負担軽減を常に考え撮影法を選択すること
  • 医師が気付かないような異常まで見出すこと
  • 自分達の持っている機器の特性を最大限に活かし、最良の画像を作成すること
  • 被ばくを最小限に抑えるよう努めること

部門方針

近年の画像機器の進歩は目覚しいものがあります。それにより微細な病変の描出・評価が強く求められています。一方で、医療被ばくの増加も懸念されています。当院でも新しい機器やシステムを導入し、医療の高度化を目指していますが、 高性能機器はどう使いこなすかが重要かつ難しい点です。様々な知識・技術を動員し、被ばくを出来る限り抑えつつ診断に役立つ画像を提供するように努めています。
そのために私達は

  • 迅速かつ正確な検査を心掛けること
  • 患者様の負担軽減を常に考え撮影法を選択すること
  • 医師が気付かないような異常まで見出すこと
  • 自分達の持っている機器の特性を最大限に活かし、最良の画像を作成すること
  • 被ばくを最小限に抑えるよう努めること

を放射線科のモットーとし、日々の業務にあたっております。
緊急依頼にも対応でき、痒い所に手の届くような医療を心掛けていますので、検査内容や放射線に関する質問等がございましたらお気軽にお尋ね下さい。

特色

放射線科では当院の基本理念にもあります「全人的医療」に基づき、医師と技師の連携のもと、患者様お一人お一人の症状や訴えに合った適切な画像を提供するよう心掛けています。
当院の放射線業務は、単純X線検査(レントゲン写真)、CT検査、X線透視検査、骨密度測定、術中イメージ、胸部X線検診車などを行っています。 放射線の検査を不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、身体的・精神的負担を少しでも軽減し、安心して検査を受けて頂けるよう努めております。

単純X線検査(レントゲン)

胸部・腹部など内科的な撮影や骨などの整形外科系の撮影等、全身の状態を確認することができます。利点として全体像を把握でき撮影時間も短く、他の放射線検査に比べ被ばくが少ないため、検査のファーストチョイスとして、ほとんどの診療科において最初の検査として利用されることが多くなります。 当院ではフラットパネルと呼ばれるシステムを使用し、従来よりも短時間で検査を終え、かつ終了後には数秒あれば診察室で画像が確認できる体制を整えています。

X線透視検査

微量のX線を連続して照射することでリアルタイムに人体を観察することができる検査です。その特性を利用して整形外科では骨折の整復などに、内科系では体内に挿入するカテーテルなどの位置を確認するのに使われます。その他には造影剤というX線に写る薬品を使用することによって、単純X線検査では分かりづらい場所の検査を行います。 口からバリウム等を飲んで頂き、食道・胃などの消化器を観察する検査や、点滴等で造影剤を注入して腎臓・膀胱などの泌尿器系を観察する検査なども行っています。

X線CT検査

体の断層(輪切り)写真を撮影する検査で、単純X線検査では分かりづらい内部情報を観察できます。 同様に通常のレントゲンではハッキリしない小さな骨折の描出にも優れています。血管が関連する病気では造影剤を注射し検査を行うこともあります。

当院には16列マルチスライスCT装置が設置されております。これは画像を構成するための検出器が従来の1列から16列に増加しており、1回転で16枚撮影することができます。これによって画像1枚の厚みを薄くし、より詳細な情報を得るようにしています。

また、撮影した画像をコンピューターで処理することで立体画像(3D)が作成でき、病変の位置や形状をより分かりやすく観察することもできます。

骨密度測定

微弱なX線を使って骨密度(骨の強さ)を調べます。骨密度が低くなることで起こりやすくなる病気として、腰椎の圧迫骨折と大腿骨頸部(股関節)の骨折が挙げられます。そこで、腰椎と大腿骨頸部の骨密度を測定し、その値によって投薬を開始するなどの治療・骨折予防に貢献しています。

巡回健診車(胸部レントゲン)

当院では予防医学つまり健康診断にも力を入れています。その一環として来院していただく健診に加えて、企業などを訪問しての健診も行っております。いわゆる巡回健診です。そのために、胸部レントゲンが取れる移動レントゲン車を配備しております。健診をどこで受けようかお考えの企業様は是非お声掛けください。

PACS(医療用画像管理システム)

検査で撮影された画像はPACSと呼ばれる画像管理システムに送られ、即座に診察室のパソコンで観察できます。撮影後、直ちにPACSから配信されるため、院内のどの端末でも参照できます。

また画像データ管理により過去の画像も呼び出すことができるため、モニター上で過去画像と並べての比較が可能となり、画像の解析や計測も行えるので、より正確な診断に結び付けられます。